ブラジル連邦共和国 BRA/BR
Federative Republic of Brazil
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縦横比 7:10
制定日 1992年5月11日
ブラジリア[Brasilia]
851.6万Km2
2億1,086.8万人
南アメリカ大陸の東部のほとんどを占める。面積は南アメリカ大陸で最大。世界で5位。(日本の約23倍)
国土の63%がブラジル高原で、国民のほとんど居住している。北部にはギアナ高地があり、北部を西から東へ流れるアマゾン川流域は盆地。
アマゾン川は全長6,516kmで南アメリカ大陸最長の川。世界では2位。(1位は、ナイル川の6,695km。3位は長江の6,380km)ちなみに日本で一番長い川は信濃川で、全長367km。
マナウス (26.4度/1月・26.9度/7月)
クリチーバ (21.0度/1月・13.6度/7月)
北部のアマゾン川流域付近は熱帯気候。赤道付近は、高温多湿で広大な熱帯雨林(セルバ)が形成されている。南部のブラジル高原は、雨季乾季がはっきりしており、冬季(5~8月)は高温で乾燥している。
1500年
ポルトガルのカブラルが到達、ポルトガル領となる。
1549年
サルバドルに総督府設置。
1808年
スペイン独立戦争で脱出、亡命してきたブラガンサ王家が、首都をリオデジャネイロとした。
1821年
国王が、スペインへ帰国する。
1822年
皇太子ペドロが独立宣言し、皇帝へ即位。この頃からコーヒー栽培が発展。
1888年
奴隷解放。
1889年
革命が起こり、共和国となる。
1908年
日本人の移住が始まる。
コーヒー栽培が発展していた農場のアフリカ系奴隷が解放され、人手不足に陥ったブラジルは、移民を受け入れることにした。その頃日本は日露戦争後の経済的に混乱している時期であったため、農村部の貧困化が問題となり、ブラジルの移民受け入れに応じ、計160万人がブラジルへと渡った。
1930年
バルガス独裁体制
52,426人(長期:3,936 永住:48,490)
ポルトガル語(公用語)・先住民言語
白人53.7%・ムラート(白人と黒人の混血)38.5・黒人6.2・アジア系0.5・先住民0.4
カトリック73.6%・プロテスタント15.4・伝統信仰
レアル
経済発展の著しい“BRICS”(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)の一員。鉄鉱石・ボーキサイトなどの鉱物資源が豊富。
工業では自動車、航空機製造が盛ん。農業は輸出戦略産業で、砂糖・オレンジ・コーヒー・大豆など。サトウキビから作るバイオエタノールの流通を促進している。原油埋蔵量は2017年現在で19億トン。天然ガス埋蔵量は3,800億立方メートル。電力は6割を水力で賄う。アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイと南米南部共同市場(メルコスール)を構成(のちにベネズエラも加盟)する。
アルゼンチン経済危機、アメリカの景気減速で経済は停滞するがその後、回復した。GDP成長率は2016年、8.7%、2017年1.0%。失業率2016年、11.3%。2017年、12.8%。2009年に対外純債権国になった。最大の貿易相手国は、中国。
外交は、国連改革、WTOなどの地球規模の問題への関与。中南米諸国や欧米・アジア・アフリカとの多面的外交及びBRICSを通じた新興国外交を展開。
1989年
29年ぶりに大統領直接選挙が行われる。
1995年~2002年
カルドーゾ政権が、ハイパーインフレを収束させ経済を安定させる。
2002年
12月、大統領選でルーラ候補が勝利。
2006年
10月、ルーラ大統領再選。
2010年
ジルマ=ルセーフ元官房長官が当選。(同国初の女性大統領)
2014年
ルセーフ大統領再選。
2016年
政府会計の粉飾にかかわったルセーフ大統領が180日の職務停止されたのち、罷免される。
2016年
8月、リオ・オリンピック開催。
33.5万人
陸軍19.8万 海軍6.9 空軍6.8
カルロス・ゴーン[実業家]
(1954年3月9日~)
ポルト・ヴェーリョ出身(国籍はブラジル・フランス・レバノン)。両親はレバノン人。大学卒業後、ミシュランに就職。ルノーに引き抜かれ業績を回復させ、その後日産の業績も回復させた。東京地検特捜部に逮捕され、東京地検により起訴された。保釈中の2019年12月、日本からレバノンに逃亡。2020年1月2日に国際刑事警察機構により国際手配中。
ペトロブラス Petroleo Brasileiro S.A.
本社:リオデジャネイロ。
設立:1953年。アマゾンでの石油生産のために設立。現在は、半官半民企業で、南半球最大の石油採掘会社。
「ブラジルの国歌」[Hino Nacional Brasileiro]
作詞:ジョアキン・オゾリオ・ドゥーケ・エストラーダ
作曲:フランシスコ・マヌエル・ダ・シルヴァ