イタリア共和国 ITA/IT
Italian Republic
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縦横比 2:3
制定日 1946年6月19日
ローマ[Rome]
30.2万Km2
5,929.1万人
アルプス山脈から地中海に伸びるイタリア半島と、地中海のシチリア島やサルデーニャ島などの島々からなる。ヨーロッパ最大の活火山、エトナ山はシチリア島にある。イタリア半島の地図上の形が、ブーツや長靴、或いはハイヒールを履いた足とよくいわれる。なお、シチリア島は、つま先にある島。脛(すね)がナポリで、膝がローマ。(おー、なるほど説明しやすい!)(笑)
ローマ (8.4度/1月・23.9度/7月)
温帯に属しており、南部はもちろん地中海性気候。夏季は乾燥、冬季は温暖で雨が多い。北部はポー川流域を中心に夏季に雨が降り、地中海性気候の影響が弱まる。アルプス山脈が北方からの寒波を防ぐので冬季も比較的温暖。
ギリシャ時代より都市国家が成立していた。王制・共和制・三頭政治を経て、紀元前27年に帝政になる。
395年
東西に分裂。
476年
西ローマ帝国没落後、東ゴート人が侵入。
6世紀頃
東ローマ帝国にランゴバルド人が侵入し、建国。その後フランク王国、神聖ローマ帝国に従属。
11世紀頃
小都市国家が乱立する。
14~16世紀頃
ルネサンス文化が栄える。
1861年
以前より独立・統一運動が起こっており、ついにイタリア王国が成立する。
第一次世界大戦では、中立を宣言するも、のちに連合国側についたが、戦後の講和会議の結果、政治的動揺を招いた。
1922年
ムッソリーニによるファシスト政権が誕生。
1937年
日本・ドイツとの防共協定締結。第二次世界大戦では枢軸国側で敗北する。
1943年
ムッソリーニ政権崩壊。
1946年
王制廃止。
1948年
共和国として発足。
14,146人(長期:9,357 永住:4,789)
イタリア語(公用語)・ドイツ語・フランス語・ラディン語・ギリシャ語
イタリア人96.0%・アルバニア人1.3・アラブ人0.9・ドイツ人・オーストリア人
カトリック83%・イスラム教2
ユーロ
経済の成長に伴い、第三次産業が80年代から急速に拡大、農業の比重が低下した。ジェノバ・ミラノ・トリノを結ぶ三角地帯が工業の中心部。機械・自動車・鉄鋼・衣料などが主な産業。観光産業の比重も大きい。国内の南部(後進地域)と北部(先進地域)の格差がある。経済不振が続いている。
GDP成長率
2009年、マイナス5.5%。2012年~2014年の間、マイナス成長。2016年、0.8%。2017年、1.5%。
失業率
2016年、11.7%。2017年推計、11.3%。
外交の基本は欧州統合の推進、大西洋同盟の強化、国連をはじめとする多国間枠組みの重視。
2005年
徴兵制から志願制へ移行。
2008年
EU新基本条約(リスボン条約)を批准。
2011年
福島原発事故を踏まえ、国民投票で脱原発継続が決定。
アフガニスタンに約1,000人、レバノンに約1,100人、対IS有志連合に約1,300人を派兵。
シリアなどの移民・難民問題が最大の課題。
17.5万人
陸軍10.2万 海軍3.0 空軍4.2
マルコ・ポーロ[冒険家・商人]
(1254年~1324年1月9日)
父らと24年間に渡るアジアへの旅行の後、ヨーロッパへ戻り、中央アジアや中国を紹介した「東方見聞録」を口述した冒険家。のちに豪商となる。
クリストファー・コロンブス[探検家・商人]
(1451年頃~1506年5月20日)
(恐らく)ジェノバ出身。マルコ=ポーロの影響で、インド、中国、ジパングなどに興味を持ち、地球が球形である事を知り、西回りでアジアに到達出来ることを考え、スペイン王の事業として航海に出る。数回にわたり新大陸の東岸を探検したが、彼は生涯、その地をインドの一部と信じた。インドと関係ない土地(アメリカ)の先住民がインディアンと呼ばれるようになった理由はこれ。
レオナルド・ダ・ヴィンチ[芸術家]
(1452年4月15日~1519年5月2日)
音楽、建築、数学、幾何学、解剖学、生理学、動植物学、天文学、気象学、地質学、地理学、物理学、光学、力学、土木工学など様々な分野で業績を残すが、画家としての名声が恐らく最も高く「モナ・リザ」は誰もが知る有名な絵画。
アメリゴ・ヴェスプッチ[冒険家]
(1454年3月9日~1512年2月22日)
フィレンツェ出身。アメリカ大陸の発見者。コロンブスと同じ頃、新大陸であると主張し、彼の名から“アメリカ”大陸と呼ばれるようになった。今日の「アメリカ」という名称は、彼の名前が由来。
ジョヴァンニ・カッシーニ[天文学者]
(1625年6月8日~1712年9月14日)
ジェノバ共和国(現在のイタリア共和国リグーリア州インペリア県)ペリナルド出身。
パリ天文台の初代台長。1673年にフランスに帰化。惑星観測で様々な功績を残す。1997年にNASAの打ち上げた「土星探査機カッシーニ」は、彼にちなんで命名。
アントニオ・ヴィヴァルディ[作曲家・聖職者]
(1678年3月4日~1741年7月28日)
ベネツィア出身。
「四季」や「ごしきひわ」 (フルート協奏曲)などバロック後期の協奏曲の作曲家として有名。
ジョルジェット・ジウジアーロ[工業デザイナー]
(1938年8月7日~)
ピエモンテ州クーネオ県ガレッシオ出身。
高校を中退し、17歳でフィアットのデザイン部門に入社。のちにイタルデザイン社を立ち上げる。日米欧の各自動車メーカーのカーデザイン、鉄道車両、腕時計、カメラ、キーボード、徳利と猪口などのデザインも手掛けている。
アリタリア航空 Alitalia - Compagnia Aerea Italiana S.p.A.
[IATA:AZ ICAO:AZA]
「アリ」(翼)と「イタリア」を掛け合わせた造語が社名の航空会社。経営破たんや経営再建を繰り返しているが、営業は継続しており、日本にも就航している。
アプリリア Aprilia S.p.A.[オートバイメーカー]
設立:1945年。本社:ヴェネト州ヴェネツィア県ノアーレ
当初は自転車を製造・販売していた。その後モトクロス、オンロード、スクーターなど、様々なオートバイを製造・販売し、レース活動を積極的に行う企業として有名になった。BMWと業務提携している。
アルファロメオ Alfa Romeo Automobiles S.p.A.[自動車]
設立:1910年。本社:ロンバルディア州ミラノ。
第二次世界大戦以前から高性能なメーカーとして有名。経営難に陥った後、イタリア最大手のフィアット傘下に入り、ブランドイメージの“スポーツ性”を前面に出した車を開発・生産している。
ピレリ Pirelli & C.[タイヤ]
本社:ロンバルディア州ミラノ。
1872年、ジョヴァンニ・バティスタ・ピレリが創業。電線・ケーブルを製造していたが、現在は、タイヤやフィルターなどを製造。2015年、中国化工集団の傘下になる。2019年現在、F1の唯一のタイヤサプライヤー。
フィアット FIAT S.p.A.[自動車]
設立:1899年。本社:ピエモンテ州トリノ。
持ち株会社「フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)」の傘下に同フィアットとクライスラーが置かれている。その他の主要子会社には、マセラティ、アルファロメオ、ランチア、アバルト、マニエッティ・マレリがある。FCAから分社されているが、過半数の株を保有しているメーカーにフェラーリがある。
フェラーリ Ferrari N.V.[自動車]
(実質的な)本社:エミリア=ロマーニャ州モデナ県マラネロ。設立:1947年。
イタリア人レーシングドライバーのエンツォ・フェラーリが設立。高級スポーツカーのみを製造するメーカーで、F1世界選手権等のコンストラクターでもある。
ランボルギーニ Nuova Automobili Ferruccio Lamborghini S.p.a[自動車]
本社:エミリア=ロマーニャ州ボローニャ県サンターガタ・ボロニェーゼ。
トラックやトラクターを販売して大成功したフェルッチオ・ランボルギーニが、1963年に設立した高級スポーツカーメーカー。1999年以降フォルクスワーゲングループに属している。
「マメリの賛歌」[Inno di Mameli]
作詞:ゴッフレード・マメーリ
作曲:ミケーレ・ノヴァーロ
ジュゼッペ・ヴェルディにより編曲されている。イタリアでは、2017年12月に法律で国歌と定められた。